こんばんは。きなこ屋です。
2023年夏、Solyu様が異世界を旅されてきたことは記憶に新しく。
並行パズルという手土産に与ったものですから、折角の機会なので、私もこれらのパズルを作ってみました。
残念ながらおよそ人間用の問題は作れませんでしたので、Puzzle Squareへの投稿は断念...。
四隅に切れ
先鋒を飾る一作。四角に切れより選択肢が多く、全部切れたと思ったら隅じゃなかった、ということもしばしば。盤面が広く数字が大きいと制限がかなり強くなるので、小さい問題の方が作りやすそうです。
Castle Walker
リフレクトリンクもそうですが、十字交差のヒントは目立ちやすい入り口であり、取り敢えず手を動かしたくなるものですね。第一感はグラーデヴェク。数字と色とでヒントの種類が多いので、手筋の幅が広いのではないでしょうか。
加算コーナー
数字系好きには垂涎の一品。盤面が狭いと1や2が簡単に隣接してしまいます。丸数字を六角形の辺上に配置するとか、盤面の形状を変えるバリエーションもありそうです。
余談ですが我々の世界では「加算クロス」→「カックロ」になったそうですね。こちらは...加算コーナー→カッコー?
〜やわけ
逆へやわけもそうですが、部屋を分けるというネーミングにより忠実です。解き味で近いのはあきちわけ・黒帯。2×2禁やひとつながりよりも強い「蛇」の性質については研究が必要そうです。
フェンスミノ
(双対版:Penpa+)
操作は双対版の方が直感的に思えます。この見た目で内外系パズルですが、慣れるには相当な時間を要しました。上手いこと見やすい編集/解答ツールが出来ると伸びそうです。
ハニーテリトリー
注:唯一解は保証されていません。
私は、ハニーアイランドがすごく苦手なのです...。一手一手が確定しない感じが影響しているのかもしれません。これは素直なバリアントといった感じで、従って、その...。
対称星
ネーミングがまず良い。実はこちらの世界線の天体ショーも作ったことはありませんでした。1×1の領域は作れないので絵を描く芸当は少し難しくなりましたが、パズルとしては自由度が上がっている気がします。
美術回廊
記号と考えることが多く、初見では混乱しました。実は見た目よりずっと制約が強いパズルの一つですね。筆者はシャカシャカが大好きなので、この解答方式がもっと増えてくれることを期待します。
RBPループ
Pがやばいですね。こちらの世界でも色マスを塗れるのはかなり難易度に貢献していましたが、交差というよりT字路はなかなかお目にかかれません。本質的にはヤジリンなので、誰かが突き詰めそうなタイプです。
ナンバーワープ
私はですね、ナンバーリンクというパズルが(未知のノイズにかき消される)
ループという、紙面でもツールでもなかなか再現しづらい題材を、かなり強い制約によってまとめられています。
というわけでパズル達を見て、作って、堪能いたしました。個人的に好きなのは〜やわけ、ルールに慣れればフェンスミノも掘り下げられそうです。この世界の皆様はいかがでしょうか。互いの世界のパズルが繁栄しますように。